不妊治療、バセドウ病治療 てるてる日記

低AMH、不妊治療、流産、バセドウ病・・日々の記録。

「子供まだ?」と聞いてくる人が嫌い。

バセドウ病の治療はじめて半年ちょっと経ち、やっと数値が落ち着き、主治医から不妊治療再開OKとの許可がおりた。

やっと、またスタートラインに立つ事が出来た喜びはすごく大きく、その日にすぐ不妊治療の病院へ電話した。

不妊治療中断と言われてから、半年ちょっと。ほんとに辛い毎日で泣いてばかりだった。


赤ちゃんが欲しい!
年齢を考えると少しでも早く欲しい。
欲しくて欲しくて仕方ない。
チャンスは月に1回しかないのに、避妊をしなくてはならない。
この先、いつ妊娠OKの許可がおりるかも分からない。
なのに、周りの人からは日々容赦なく「子供まだ?」という大ダメージを受ける質問を浴びせられる。
(この質問。ほんとにほんとに、やめて欲しい!!!)
中には何度もしつこく聞いてくる人も。

この質問をしてくる人を私はどんどん嫌いになっていった。


私の周りからはおめでたい妊娠、出産報告が届き、その度に素直に喜べず、何で自分だけ・・と、落ち込む私。


そして、私の実家には、玄関からリビングなど、ありとあらゆる所に、私の姉や兄の子供の写真がたくさん飾ってあり、両親も嬉しそうに私に孫の話をしてくる。

姉は毎日私に自分の子供の写真を送ってくる。
私にとっては、甥っ子。もちろんすごい可愛い存在だけど、毎日はやりすぎ。


そんな日々のストレスの中で、自分だけなかなか子供が出来ない悲しみ、苦しみ、悔しさ・・で、余裕がなく、家族との付き合いすらしんどくなり、距離をあけるようになってしまっていた。


友達からも、
「こんなに大きくなったよ」
「1歳になったよ」
などと、何度も子供の写真が送られてくる事が多かった。
相手も子供がいるなら気にする必要はないと思うが、子供がいない相手へはやはり同性なら余計に色々な可能性を考え、気を使って欲しいと私は思う。
そういうのは年賀状だけで十分。


不妊治療をしているというのは、言わなくていいならあまり周りに言いたくはない事だ。

所詮、不妊で悩んだ事のない人達には分からない問題なのかもしれないけれど、もし、私がこの先出産する事が出来たとしても、求められていないのに自分の子供の写真を誰かに送りつけるのは、絶対にやめよう、と心から思った。


その後、私は一度の妊娠をし、流産を経験する。
やっとの思いで妊娠までたどり着いたのに、流産という結果だった。

流産の悲しみの最中も、「子供まだ?」という言葉と、友達からの子供の写真に私はすごく苦しめられる事になった。