不妊治療、バセドウ病治療 てるてる日記

低AMH、不妊治療、流産、バセドウ病・・日々の記録。

妊娠8週で自然流産(不全流産)


その日の出血は今までとは違った。


私は、妊娠6週から少量ではあるものの茶オリモノや出血があり、止まったと思ったら、数日後また・・という感じでダラダラ続いていた。

その度に心配になり、病院に行ったりしたものの、やはり妊娠初期に関しては、

出血したからといって有効な治療法はない。しいていうなら、なるべく安静に。

という事くらいしかないようだった。

それでも、病院に行ってエコーで赤ちゃんに問題がないという事を自分の目で見て確かめる事が出来て、毎回少し安心して帰ってきていた。

しかし、その日は朝から・・
今までの出血よりも量が多く、
明らかに鮮血だった。

それでも、まだ最初は、
生理4日目くらい、終わりかけの生理くらいの量。

日曜日で病院も行けないし、
幸い翌日が妊娠8週の検診日だった為、今日1日なるべく安静にゆっくりして、明日病院へ行こう。と思っていた。

だが、出血がどんどん増え、夕方には
腹痛も出てきた。

やがて、
その腹痛の間隔がどんどん短くなり、

その時を迎えた。

すぐに、流産だと分かった。

涙が止まらなかった。
6日前には元気に動いていたのに・・と思うとこの現実を全く受け入れられなかった。

泣き続けていた私を何時間もずっと抱きしめてくれていた夫。
夫も必死で涙をこらえていた。
「きっとまた帰ってきてくれるよね。」
2人で何時間も話をした。


翌日、病院へ行った。

「残念ですが、流産してしまっています。」

と言われて、
分かっていたのにまた涙が出た。

あれだけ泣いたのに、
まだ涙は枯れてなかった。

組織を全部出し切れていない状態の流産で「不全流産」だが、残りは少ないので、そのうち自然に出てくれるだろうから、手術の必要は無いだろう。

と判断され、子宮伸縮剤を5日分処方された。

涙が止まらない私を奥の個室に案内してくれた看護師さん。


「ママの涙は天国の赤ちゃんのミルクになるって言われているんだよ。
だから、我慢する必要はないの。
思いきり泣いて、落ち着いてから帰ればいいから。」


と言ってくれた。
みんなに言ってるお決まりの言葉なのかもしれない。


だけど、
私の心にはすごく温かく響いた。
この言葉に救われた。

本当に、素敵な言葉だった。